心情を読む女子、論理を説く男子

んー、これが男性脳と呼ばれる思考なんだろうなぁ。

情景を描写しただけで説明が終わってしまう。

そこに心情が加われば、

説明に奥深さができて、

相手にも伝わりやすくなるんだけどなー。





先日から始まった夏期講習での出来事。

ほぼ全員がこの思考をしていて、

改めて男性特有の思考を意識させられました。





夏期講習とは

小6受験生に向けた「国語読解問題の答え方:中学受験対策」のこと。

ここでは文章題の記述問題に特化しています。

これだけでも難しそうで嫌がられそうなのですが、

さらに焦点を絞っています。

それは「心情の読み取り」です。





これが苦手な男子がなんて多いこと!

しかし、

これはわかっていましたから、

いきなり本丸には突入せず、

男子が得意な説明的文章から始めました。





こうしてステップを踏んだにもかかわらず、

心情を問う問題になると男子はうまく答えられません。

思考は普段の思考がそのまま反映されるようですから、

そう簡単には変えられません。

また、理論より「感じる」ことが求められますから、

いきなり「感じてみよう」と言われてもすぐにはできないものです。

やはり、男子が苦手な心情トレーニングはご家庭から。

日常生活から相手の気持ちを考えることを基本にしてもらうのが、

もっとも良い方法かもしれません。





さて、塾に話を戻しましょう。

幸か不幸か参加している受講生は全員が男子。

ここぞとばかりに心情トレーニングに熱を入れようと思っています。

男子は受験勉強から鍛錬して、

将来「モテる男、稼ぐ男」になってほしいと願いも込めて指導にあたります。

上手に心情を読むことは男にとって、

ビジネスにおいて

生きて抜いていくための必要スキルですからね。





「心情を読む女子、論理を説く男子」を見ると、

両者は異なる星に生まれた生き物みたいに感じませんか。

なぜ違う思考をしがちなのでしょうか?

これも正負の法則なのだろう、

と私は思います。

自然界のバランスをとるために必要なことなのでしょうね。





この夏期講習で、

相手の気持ちを考えることが出来るよう、

少しずつステップアップした授業をしていきたいと思います。





<こんな心情トレーニング方法もあり!>
ロダン(犬)とその家族とのほっこりとした日常生活を描いた8コマ漫画。「ロダンのココロ」を繰り返し読めば、相手を慮る気持ちが育つこと間違いなし。ここからトレーニングするのもアリですね。




2017/08/01 Category | blog 



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