好奇心を育くむ教育で、難解大学へ入学できる

今、大学入試の現代文に夢中です。

きっかけは「入試までに必ず読んでおきたい現代文テーマ別 頻出課題文集」をいただいたから。

読み始めたらこれが面白い!
野口悠紀雄、夏目漱石、狩屋武彦、福田和也、河合隼雄、岡倉天心、加藤周一・・・各分野のプロフェッショナルが次から次へと登場し、今日の日本を取り巻く諸問題や普遍的な事柄について論を展開している。
読み応え満点です。



そこで、ハタと気付いたのですが、大学入試で出題されるといえども、この硬質な文章を高校生が正確に読めるのか?ましてや中学生がこの読解レベルまで達するには、公立高校入試問題や国語教科書では足りなさすぎるのではないか。
高校入試を終えた中学生が、次の大学入試までの三年間でこの域に達するには至難の技。相当の読書量が必要です。

そう思うと、高校生は難解な文章も読めるような読解力を身につける必要がある。
しかし、量を重ねても大方の学生が苦行になるのがオチ。これではかえって効率が悪い。

ではどうしたらいいのか?

以前ブログでも書いたが、知らないことを知ることが楽しい感覚、即ち、非線形思考を育む教育を受けさせたい。

線形思考と非線形思考をご存知ですか?<前篇>
線形思考と非線形思考をご存知ですか?<後篇>


小・中学生の暗記中心の勉強、パワーと量で覚える学習を続けているようでは苦行になりがち。ましてや教えてもらうことばかりに慣れた小・中学生では自ら考える力が身についていない。これでは非線形思考は育たない。よって、有名大学の入試に対応できる頭脳を育てるのは難しい。



”知らないことを知るって楽しいよね”

”考えることって楽しいよね”

”勉強って楽しいよね”


できれば、お子さんが高校生になる以前からこんな声かけができたら理想的。

家庭の中でどのような言葉が交わされているかでお子さんの思考は決まります。

親は子どもの ”好奇心を育てる教育” に高いプライオリティー置きたいですね。

”好奇心を育てる教育” ができれば、高校生になったときにお子さんは飛躍的に伸びますよ。


2018/06/20 Category | blog 



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