模試の採点から見える思考力

模試の採点はおもしろい。

なぜなら生徒たちの思考が現れるから。

特に国語の記述問題ではそれが顕著だ。




この視点はいいね




表面的な思考だ




抽象的な思考ばかりだなー




近視眼的だぞ




相手の立場に立てている




逆説的に言えば、

採点作業とは

普段生徒たちがどんな思考をしているか

とてもよくわかる場。



つくづく思う。

国語は普段の思考のあらわれ。



その子が生活の中で

どんな言葉を使い、どんな思考をしているのか。



語彙は豊富なのか、貧弱なのか

論理は緻密なのか、散漫なのか

思考はポジティブなのか、ネガティブなのか。



そう思うと、家庭の中で飛び交う言葉が重要になってくる。

これがその子の思考のデフォルトになる。







国語を勉強しなくてもできる子に時々出会うが

そういう子は豊富な語彙と緻密な思考の中で育てられたきたのであろう。

国語力をつけるには家庭の在り方が問われる部分も少なくない。

採点しながら子どもたちの生活の様子を想像してしまう。







今は夏休み。

親は子どもと過ごす時間が多いとき。

塾講師として思う。

ご家庭ではいつも以上に気持ちを表す言葉を使ってもらえたら本望だ。

相手を慮る心豊かな子になるから。







東洋経済ONLINEの教育特集でお馴染みの

石田勝紀さんのセミナーに参加してきました。

こちらも参考にしてみてください。



「ボキャ貧」家庭の子は大体、国語で苦労する

(東洋経済ONLINE 2018/1/11)http://toyokeizai.net/articles/-/204047





2018/08/03 Category | blog 



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