中3学力調査(学調)がカンタンすぎやしないか?

平成30年度 第3学年 第2回 静岡県中学校学力診断調査(通称:学調)を解きました。

数学は問題が回収されているため、まだ内容を把握できていませんが

4教科(国語・英語・社会・理科)を解いた私の感想はこうです。




カンタンすぎやしないか?




特に国語。

学力の肝心要である国語が

こんなに易しくて何が良いものだろうか?




中学受験(小6)の国語問題と比べると

漢字、文章、設問などすべてにおいて易しい。

易しすぎる。

これが中3のテストか?

と、目を疑うほどの文章の読みやすさ。

設問に至っては

いつからか

問われていることに

傍線まで引かれるようになっているし、

間違えやすい問いには

親切にも波線がついている始末です。

とにかく答えやすいのです。




作問者側も

静岡県下で文章が読めない(理解できない)小・中学生が増えている

実態は掴んでいるとはいえ

このような問題レベルにならざるを得ないのは

如何なものかと。

これでは指標が低く、

中学生に国語力を身に付けられません。




さらに、私が問題視してる点はこれです。




学力が高い中学生や

勉強を頑張りたい中学生の立場です。




今回のような学調レベルに合わせた勉強をしていては

伸びるはずの学力が伸びません。

他府県の中学生と比べると圧倒的に不利です。

中3と言えども、

その先にある大学受験を見据えた勉強をしていかなければ

出足が遅れて全国の学生と競うのに不利。

むしろダメージです。




極論を言ってしまえば

中学生は学調を目指した勉強をしていては時間がもったいない。

その先を見据えた勉強をしてもらいたいものです。




今回の件は何も今始まったことではなく、

顕著になってきているということ。

高校入試も同様ですね。

(静岡県公立高校入試問題の国語は全国屈指の簡単さ)




将来像や夢を描いている中学生は

学調や高校入試の勉強に照準を合わせていません。

単なる通過点に過ぎません。

親もそう理解しています。




では、どうしているのかというと、

全国や世界を見ています。

AI時代を生き抜く道を

独自で歩んでいる中学生や家族が

実際にいます。




最近は ”遠く” を見ているご家族にお会いする機会が

増えてきたように思います。

今の中学生には

学調や高校入試に過度に縛らせないで

将来を見据えて

のびのびと勉強をさせてあげたいですね。




2018/12/01 Category | blog 



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