接続詞から作文が書けるようになる

最近、自分自身の講師力を磨くために、

コミュニケーションについて学べる「営業」の本を20冊ほど読みました。

コミュニケーションを通じて、

いかに生徒にわかりやすく伝えるか?

否、生徒のやる気を上げられるかが目的でしたが、

『相手のお役に立つ』という点では、

営業も講師とまったく同じであると思い、

一気に読みました。





営業本を何冊も読んでいると、

共通項が見えてくるからおもしろいですね。

私が見つけた共通項の一つは「接続詞」です。

トップセールスを誇る営業マンは、

接続詞を巧みに使っているそうです。

どういうことかと言うと、

接続詞を使って話の要所を抑え、

意図的に展開していくのです。

つまり、

会話のコントロール権を握るのです。

相手の話がぶれてきたときには「ところで」を使い話を元に戻し、

「つまり」でまとめて上げ、

「ということは」で結論へつなげていく。

これはほんの一例ですが、

接続詞がいかに話の展開の鍵を握っているかが見えてきます。





ところで、小・中学生の作文に目を向けると、

この接続詞を上手に使える生徒が少ないようです。

逆説や順接として知識としては覚えているのですが、

作文という実践の場で活用できていないのです。

さらに、使える接続詞の量も乏しいため、

話にバリエーションが生まれず、

稚拙な文章になりがちです。





作文が得意ではない生徒さんは、

まずは接続詞を意識して書き始めてみることを勧めます。

行く行くは、接続詞から文章を組み立てられるようになり、

書くことが楽しくなりそうですね。




2015/10/24 Category | blog 



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