エッ、今年も形式が変わる浜松西高中等部の面接試験(平成29年度)

このところ、まなび研究所のホームページに「浜松西高中等部」のキーワードで検索されて来られる方が多いようです。
きっと受験した親御さんや塾の先生方は入試の様子が気になっているんですよね。
その気持ち、よく分かります。

さて、今年の浜松西高中等部の試験を私なりに分析してみました。
入試の反省や今後の参考にしていただければと思います。



<傾向は従来通り> 「難易度は低く、問題数が多い」傾向を踏襲した今年の入試。

<放送問題が増量?> 問いの数が7つ(?)に増えたようです。

<国語読解問題と作文問題は平易> 課題文章は読みやすい説明文、作文課題は「ドーパミンが出るような、今後の中学校生活で取り組んでみたいこと」。つまり「中学生になったらやってみたいこと」と、平易なもの。

<また集団面接の形式が変わる> 一度に9人(!)の集団面接へ。これを3つのグループに分けて話し合う面接。
題目は「20年後の未来について30秒程度で話せるスピーチ」。

<合否の分かれ目> ・スピーディーに問題を解けたこと
・答えるのに要求された条件が細かいものもあり、それを守れたこと
・集団面接中の判断力と積極性

<来年受験を検討している方へ> 試験問題自体は簡単だから、学校の授業をしっかりと受けていれば問題は解ける。
ただ、「問題慣れ」している必要はあり。そのために公立中高一貫校用の問題集を解き、模擬試験を受けることをお勧めします。

しかし、入学した後のことも考えながら受験勉強しなければ、浜松西高中等部の勉強についていけません。そのことも踏まえた上で、難度の高い受験勉強、特に国語と算数を強化して頭脳を鍛えておきましょう。

作文と集団面接はもっとも差がつきやすいので練習は必須です。



いかがでしたか。
来年度の受験を検討される方は、
ここに書いたことに取り組めばほぼ合格できると思いますが、
実際はそんなに甘くありません。
勉強以外のことも求められます。

むしろこちらの方が大事。

中学入試は親子のチームワークが求められます。
余裕を持って合格していくご家庭には
例外なく「仲の良さ」があります。

日頃から親御さんは
お子さんのことを信用信頼して
愛情をたっぷり注いであげてくださいね。
驚くほど、学力が上がっていきますよ\(^o^)/



追記:集団面接の課題となった「20年後の未来について30秒程度で話せるスピーチ」は、前振りとしてITやAIの進化、20年後には残らない仕事の話があったようです。まなび研究所の「作文討論」では5月16日付の授業で取り上げた作文テーマと同じ内容でした。


<5/16付作文テーマ>
人間越えあと30年 人工知能について考える 人口知能が向上しても人間の仕事として残る職業とその理由





2017/01/13 Category | blog 



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