数学と文学が恋をした

「素数」「阪神タイガース」「家政婦」の全く関係性を持たないような三者が紡ぎ合うようにして展開されていくストーリー。

これはもう芸術ですね。
さすが芥川賞受賞作品です。

数学に興味がない人が読めば、数字に興味が湧いてくると思いますよ。


さて、特筆すべき点は、巻末にある藤原正彦氏のレビュー。
これが超、超秀逸なんですね。


「数学と文学が恋をした」


なんとも粋な表現ではないですか。


一粒で二度美味しい

一冊で二度楽しめる

この文庫本はお値段以上です。


2017/04/18 Category | blog 



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