夏期講習は、福沢諭吉が学んだ「適塾」がモデルだった


現在、まなび研究所では夏期講習の真っ最中です。小6受験生は「静大附属浜松中・浜松西高中等部・浜松日体中を志望する小6受験生が、受験勉強の方法を修練する夏期講習」、中学生は「目標設定 × ポモドーロ × PDCA」で、頭に汗をかきながら問題を解いています。ともに目的に応じた時間管理のもとで徹底的に問題集を解く夏期講習です。





実は、この夏期講習にはモデルがあります。福沢諭吉が通っていた適塾です。適塾では共同生活が営まれ、教える者と学ぶ者が互いに切磋琢磨し、昼夜を問わず勉強に徹していました。



西洋医学を学ぶために、無言で皆勉強に打ち込む。勉強して学歴を得て、その学歴でいい給料をもらおうという、せこい考えなどなく、純粋に学問修行に努め、物事のすべてに通じる理解力と判断力を養いました。



「終始我が身のいく先ばかり考えているようでは、修行はできなかろう」と塾生だった福沢諭吉に言わしめた塾です。



適塾の教育哲学のように、とことん勉強に打ち込む。打ち込んで打ち込んで打ち込み続けていくとメンタルが鍛えられます。こうして鍛えられたものが胆力となります。この胆力が、学習の質を骨太にし、わからない問題と対峙する粘り強さや閃きを生んでくれます。つまり胆力を鍛えることを学習の第一としていれば、勉強が力強く進むということです。この力こそ、時間がある夏期講習で鍛えたいですよね。




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正解できるように、手っ取り早く解法を頭にコピーしてしまう受験生が社会問題になっています。以前、某進学高校の数学教諭も嘆いていたことを思い出します。即正解を求めるばかりに、深く考えることをしない生徒が多いと。某予備校進路指導の担当者も、即正解の方法ばかり求めていると、知らぬ間に思考力が弱くなっていくと危惧されていました。これには私も納得しました。



自分の頭でとことん考え、自分で壁を突破する。この体験が将来の自分を作ります。日々社会で奮闘されているお父さん・お母さんならば、この体験が社会でもっとも求められることであることは周知の事実ですよね。



円安が進み、物価上昇、鈍化する経済が止まらない、そこに実社会とズレている学校教育。既存の考え方では立ち行かなくなってきた日本社会の中で学習の在り方を考えると、適塾のように純粋に学びたい人たちが集い、みんなで切磋琢磨するような塾が必要となってくるでしょう。自分達の力でイノベーションを起こす力を養う場、これまでもそうだったように、まなび研究所はそのような場であり続けたいです。







適塾の様子を福沢諭吉が綴った本があります。今夏、読書講座で取り扱った「理想の国語教科書」の中に掲載されている福沢諭吉の自伝「福翁自伝」に適塾での様子が描かれているので、本をお持ちの方はぜひ読んでみてください。凄まじい学習環境が読み取れますよ。




2022/07/29 Category | blog 



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