国語を得点源にできるか 平成30年度静岡県公立高校入試問題

お待たせしました。
今年度の静岡県効率高校入試問題を振り返ってみましょう。

私個人としての注目は「高校入試改革がどの程度進められるのか」でした。
一時限目の国語は、その期待に応えるような内容でワクワク!胸がトキメキましたね。きっと受験生は戸惑ったでしょうけれど。

結論から言うと、国語は難易度が上がりました。「読み書き考える」の国語の基礎力がバランスよく問われ、実用的な本当の国語力が身についているか試されているような印象を受けました。

出題文も今までとは異なり、硬質な文章。本を読み慣れていない受験生には、この文章だけで難解に感じたことでしょう。入試一時限目からヘトヘトにさせられた受験生も少なくないと思います。

問題を解くためのテクニック重視の練習をしてきた受験生には、厳しい試験問題だったと言えます。しかし、普段から「読み書き考える」をして生活していた受験生には、答え甲斐のある問題だったと思います。

今までの静岡県の高校入試の国語は、全国的に見ても簡単でした。過去10年間を振り返っても最も平均点が高い科目は国語。だから、今回のような問題レベルに上げられても、全国的に俯瞰してみればこれで良いと私は思います。

また、国語力を鍛えれば、他の教科もできるようになりますからね。
国語の入試問題を、今までより難化しつつ実用的な方向へと変化させていくことは
中学生の将来のためにも喜ばしいことです。

さて、
その次に興味深かった教科は英語です。

特に、英作問題と長文読解問題の二つは興味深く
高校入試改革のトレンドを取り入れた感じでした。

英作については、大学入試の二次試験で課せられるような、答えが幾つでも考えられ、自分の意見が問われるタイプ。学校生活で起こりうる事柄を題材にしているところもトレンドです。

そして長文読解です。
ここで扱われていたテーマが「働くこと」。
先だって行われた浜松西高中等部の作文課題やディベート風面接の課題も同様だったところから、問題を作った県教委の方向性が垣間見える問題と言えると思います。


主なトピックはここまで。
振り返ってみると、高校入試改革が行われたかどうかについては、
国語と英語は改革を推し進め、他の教科はほぼ変化なし。
理科はこれまで2年続いた難化傾向はなくなり、易化傾向に。

全体的に高校入試改革が大きく行われたとは言い難い内容でした。
しかし、少しづつ歩みを進めるところが静岡らしいと言えばそうですよね。
2020年度の大学入試改革を考えると、
静岡の学生はその準備が間に合うのでしょうか?
他府県と比べると、不利な状況になっているように思うのは私だけでしょうか。
特に進学校の生徒たちのための対策を打ち出してほしいところです。


2018/03/13 Category | blog 



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