読書体験と入試とビジネス





豊かな読書体験が年々求められるようになってきました。




浜松西高中等部の中学入試では、

作文の課題文の難度が高いです。

昨今、大人向けの書籍が扱われることが多く

小学生には聞き慣れないカタカナ用語が登場するため、読みにくい文章です。




また、静大附属中の国語の問題は、さらに難度が高いです。

国語で、得点するためには”深い読み”が求められるため、

小学生には大人並みの思考力が試されます。




さらに話を続けましょう。




高校入試では高校入試改革が全国で盛んです。

教科を選ばず、

資料の活用、問題文の長文化の潮流が年々激しくなってきています(静岡は他府県と比べると、おとなしい方です)。




大学入試ではその傾向がより顕著に。

2020年の大学入試改革に向けて行われたプレテストのアンケート結果が興味深いので紹介します。




「問題の量(文や資料など)が多かったと思うか」という質問に、

数学Ⅰ・数学Aで90%以上、国語では約80%、英語でも70%を超える生徒が「多かった」と感じていると答えました。




今、中学入試も、高校入試も、大学入試もみな同じ方向を向いています。

それはより実用的な国語力です。

現代社会で起きている事柄を題材にしたり、

深い思考を求めたり、

資料を活用したりしています。




このような形式に対応する力は一朝一夕で得ることはできません。

普段から本をよく読むようにして、少しずつ力を身につけていきたいですね。




今の入試は本を読まないことには始まりません。

ビジネスの世界でも

仕事ができる方は豊富な読書体験を持っていらっしゃいます。

入試の延長線上にはビジネスがあるわけですから

学生は本を読まないわけにはいきません。




<どんな本を読んだらいいの?>

まなび研究所では、

読書体験を積みたいお子さんに本を紹介しています。

対象は小学生、中学生、高校生を問いません。

何から読み始めたらいいですか?にお応えしています。




2018/10/10 Category | blog 



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