「始めよう、中学受験」、でもその前に

 ある教育出版社が発行している小冊子に、今の受験事情の核心を突くことが書かれていました。

・中学受験を「大学受験へのステップ」と考える時代から、「社会の中で生き抜く力をつける場」と位置づける時代に大きく舵を切った今。

・しっかりとした目的意識を持って受験勉強に取り組めるのであれば、受験勉強は5年生からでも十分間に合います。

・最近の入試問題は「難問・奇問」の出題よりも「思考力・表現力」を問う問題の出題が多くなってきています。

・特別な解法の丸暗記より、基礎知識をしっかりと身につけ、道具として使いこなす力が求めれています。

・大事なのは「言葉への興味関心」

・ただ覚えさせるのではなく、「意味」と併せて使いこなせるようになるのが最終目的です。
(以上本誌より抜粋)

 全くその通りだと思います。ウンウンと頷きながらページをめくり一気読み。
 最近、中学受験から宝物を得られない受験生や家庭の話をよく聞きます。なぜ中学受験をするのか、その意味を掴んだ上で受験すれば、受験勉強、成長期である小6の時間、親子関係、すべてが宝物になると私は思っています。そしてこれが合格する条件の一つになります。
 中学受験を検討されている方は、親子でよく話し合い、お互いが共通認識としてその意味を掴み、家族が一つのチームとなり受験に挑む姿が理想的。最初のステップはここからです。本当にここからなのです。意味を掴めばきっと夢が叶いますよ。


2015/02/05 Category | blog 



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