「喜ばれる人になりなさい」——勉強の先にある、人を育てるということ
永松茂久氏の特別講演に参加して、改めて見えてきたまなび研究所の使命について。
先日、ベストセラー『人は話し方が9割』の著者・永松茂久氏による特別講演に参加させていただきました。100分を超えるお話は、笑いあり、涙あり——気がつけば、会場の多くの方が目を真っ赤にしていました。私もその一人でした。
これほど心が温かくなる講演は、なかなかありません。単に「話し方のテクニック」を学ぶ場ではなく、人として何を大切にして生きるかを問い直す時間でした。
センターピンは「喜ばれる人になりなさい」
講演を貫く一本の軸——著者が「センターピン」と呼ぶもの——は、お母様が幼い頃から口にされていたひとことでした。
「喜ばれる人になりなさい」
著者は言います。「目の前にいる人に尽くすこと。すると、何かに気づく。その気づきの積み重ねが、話し方を本当の意味で上達させていく」と。
技術を磨く前に、まず姿勢があった。母から受け継いだそのシンプルな一言を実践し続けた結果として、講演家という仕事が生まれ、書籍が世に出た——そういうお話でした。
まなび研究所が、毎日伝えていること
この話を聴きながら、私はある既視感を覚えていました。
まなび研究所では、生徒たちにこう伝えています。「自分の勉強の先にいる人のことを、ちゃんと想像できているか」と。難しい問題を解ける力は素晴らしい。けれど、その力を誰かのために使おうとする気持ちがなければ、知識はただの道具で終わってしまいます。
「10年後、20年後——あなたの学びは、誰かの笑顔につながっていますか?」
受験は通過点です。その先で社会課題を解決し、誰かに喜ばれる人間になること。それこそが、私たちが目指す「学びの終着点」です。
永松氏が語った「喜ばれる人になること」は、まさにそれでした。言葉は違えど、根っこにあるものは同じでした。
まなび研究所は「人材育成の場」でありたい
この講演に参加して、私の中でひとつの想いが、より鮮明になりました。
まなび研究所は、点数を上げる場所ではない。勉強を通じて、人を育てる場所でなければならない——そう強く願うようになりました。
合格は通過点に過ぎません。問題は、その子が合格の先でどんな人間になるかです。自分だけの利益を追うのか、それとも自分の力を誰かのために使える人間になるのか。
私たちが子どもたちに「自走OS」をインストールしようとするのも、帝王学と教養を伝えようとするのも、突き詰めれば同じひとつの願いからきています。
喜ばれる人を育てること。それが、まなび研究所の本当の仕事です。
永松茂久氏の言葉と、まなび研究所の理念が重なった日でした。こうした出会いに感謝しながら、今日も子どもたちと向き合っていきます。
読んでくださったあなたに、少しでも届くものがあれば幸いです。
ともに、「喜ばれる人」を育てていきましょう。
2026/04/06 Category | blog

