東大生に質問「尊敬する人は誰ですか?」

尊敬する人は誰ですか?

この問い掛けに現役東大生が名を上げるのが「落合陽一」だそうです。彼は東大の博士課程を史上初の飛び級で卒業後、筑波大学学長補佐として活躍しています。研究では、何もない空中にプラズマを発生させることにより、触れることで可能な夢のディスプレイを実現し(未来を描いた映画でよく出てくる)、世界の研究者を驚かせた現代の魔術師です。私も彼のインタビューに引き込まれた一人。
彼の本を読んで、より一層彼が唱えるシンギュラリティ論(人工知能が人間の能力を超えることで起こる出来事)に興味を持ちました。いや、興奮しました。

奇しくも今週、まなび研究所では「人工知能が発達しても残る仕事」をテーマに取り上げました。
人工知能について生徒全員が知っている「ドラえもん」を例に次の課題について討論を行いました。

・ドラえもんが生物として認められない理由
・ドラえもんがロボット三原則から外れるところ、合っているところ
・ロボット三原則が必要な理由

この課題を通して、人間と人工知能との違い、人工知能の本質について討論することで人工知能のあるべき姿について考えました。

我々大人同様に生徒たちも興味がある様子で、意見が多かったようです。

今回の討論は、将来、人工知能に使われることなく使いこなす側として社会で生き抜いていくために必要なこととなったと思います。

さて、落合陽一氏の「超AI時代の生存戦略~シンギュラリティに備える34のリスト」ですが、まるで予言書のようでした。本書にはビジネス用語が多く、生徒たちには読みにくいかもしれませんが、彼らがこの本を読んだら、一体どんな解釈をするのか。きっとユニークなアイデアを出すのでしょうね、考えただけでもワクワクしてきます。

この本は私の2017年に読むべき本のリストに間違いなく入る必須本です。

2017/11/17 Category | blog 



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