うちの子がお人好しすぎて困る

うちの子はお人好しすぎるんです。




と、打ち明けてくださるお母さんが多いです。

私は毎年、

300件〜400件程度の教育相談や受験相談に答えていますが

最近はこの質問が増えているように思います。




お人好しすぎて

学級委員を受けたり、

ピアノ奏者を受けたり、

〇〇実行委員を受けたり、




お話をうかがっていると

これを受けあれを受け・・・と

永遠に話が続いていきます。




お子さんは

先生から頼まれて断れず

学校生活で責任を負う機会が多いようです。




それで何が困るかと言うと・・・




「受けた役の準備や練習で家庭学習(中学受験勉強)の時間がとれない」

というご相談です。




最近はこの質問を受けたときには

ギバーとテイカーの話をしています。

話の最後にはこの本を勧めています。








GIVE & TAKE〜与える人こそ成功する時代
著者:アダムグラント
監訳:楠木建
出版社:三笠書房





これが解決の糸口となります。

購入された親御さんも多く

「ためになった」と感想を話してくださる方も多く

嬉しく思います。




仕事(学校の役)を受けすぎて

自らを消耗させてしまうお子さんは案外多いです。

自分が背負える責任の量を親子で話し合い決めてほしい。

そして理不尽なこと道理に反することには「NO」と伝える勇気を持つこと。




児童全員ではなく

希望者だけが挑む中学受験では

受験勉強の周辺に予期せぬ事態がつきまといます。

これらと上手に付き合うためにも

「何のために受験するのか」を明確にしたいですね。




2018/10/24 Category | blog 



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