祝合格 浜松西高中等部「書く力」の勝利


今年の浜松西高中等部の入学試験では適性検査では差がつきにくかったことはブログ(1/18)でも書きました。差がついたのは、作文問題、要約問題、ディベート型面接です。



ところで、作文問題、要約問題、ディベート型面接で得点できるようにるには何をしたらいいのでしょうか?



じっくり考えてみましょう。





作文問題、要約問題、ディベート型面接では次のような作業が求められます。



受信した内容を、自分の頭の中で「整理」し、それを採点者に伝わりやすい形にして発信する。





受信 → 整理 → 加工 → 発信 = 発信力





この作業は問題集を解くだけや、一人で勉強しているだけでは身につきにくいでしょう。なぜなら問題を理解したつもりになったり、整理したつもりになったりと、「つもり」があるからです。これは思考の癖ですから、自分ではできたつもりだけど、実際にはできていなかったことがよくあります。案外、自分の癖には気づきにくいものです。ですから「自分の癖と向き合うこと」、「相手の気持ちを考えること」を意識する必要があります。





今週、浜松西高中等部の合格発表が行われました。今年もまなび研究所から合格者が出ました。



私は「書く力」の勝利だったと分析しています。書く力は発信力です。発信力をピカピカに磨いた受験生たちが合格を手にしました。



小6講座「国語作文」では、果敢に作文トレーニングに挑ませていますが、この作文トレーニングでは「自分の癖と向き合うこと」、「相手の気持ちを考えること」が求められます。ここにどれだけ挑めたかが合否の分かれ目だったように思います。



作文トレーニングには、発信力が求めるすべての工程が含まれています。だから、浜松西高中等部の受験で合格したければ、「発信力」=「書く力」を磨く以外に手はないのです(静大附属浜松中も同様です)。単に勉強ができるだけで合格できるほど、中学入試は安易ではありません。自分を高め、相手の気持ちを考えられるようになるなど、もっと人間性を育むことが求められます。中学受験を考えているなら、「書く力」を磨き、準備をしていきましょう。




2019/01/26 Category | blog 



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