スマホが学力に悪影響 そのロジックとは

昨日、NHK放送文化研究所員の清川氏が熱弁を振るわれた「『メディア漬け』で壊れる子どもたち〜スマホ時代の落とし穴〜」の講演会に参加した。期待以上の学びが得られ、とても勉強になった。

今IT産業と受験産業の落とし穴にはまってしまい、本来の人間的な成長が阻害されている子供たちがとてつもなく大勢いる現実をご存知だろうか。私の耳にもチラホラと聞こえてはいた話であったし、残念ながらその弊害になってしまった子どもたちとも何人か遭遇してきた。 だからこの現実は知っていたことだが、地球規模で考えたり、人間の進化のなかで考えたことはなかった。

その弊害を勉強の観点で言うと、理数系の空間図形認識力が著しく落ちるという現象だ。この力が弱いお子さんは要注意かも。

ここまでスマホが世間に浸透すると、スマホを持たない生活も難しい。むしろ早急にスマホ文化と上手に付き合う方法を見つけるべきである。
アルコールやタバコと同様に、成長期の子どもたちは、使用時間を制限するべきであるという清川氏の意見に私は賛成だ。

講演中、スマホの生みの親であるスティーブ・ジョブズが言った言葉を思い出した。

「(自分の)子どもには与えない」

この言葉の意味がやっとわかったような気がする。



2016/05/14 Category | blog 



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