継続することは辛い…でも

  継続は力なり。何ごとも継続すればそれが力になり身についていく。揺るぎない不動の成功法則である。しかし、継続することは簡単なことではない。ここを如何に処理するかが、私たち塾講師の力量が問われるところでもある。
 今週、小6の新聞作文の講座では、まるまる90分間を言葉で遊んだ。作文の講座なのに、作文を書かせなかったのだ。いつも使う机や椅子を片づけ、広くなった部屋で生徒達と講師が一緒になって遊び、笑い合った。
 新年度の講座が始まり、少し経つと、毎週作文を書き続ける作業を苦痛に感じたり、書けない自分に苛立つ生徒がでてくる。しかし安心してもらいたい。そういった状況を踏まえて年間の授業プログラムを組んでいる。これがまなび研究所の毎年恒例になっている「新聞作文ワークショップ」である。こうして作文のトレーニングを継続していく工夫をさせてもらい、年末には大学受験の課題に取り組むという大きな目標に向けて作文力を鍛え上げていく。
 繰り返し学習ほど心理的に辛いものない。スポーツも勉強も同じである。目標に向かって継続させるには、子どもに関わる指導者の考え、接し方が大きく左右する。その日の課題やトレーニングを無理にこなさせるのではなく、とにかく楽しむことを第一に考えて続けさせていきたい。
 
★写真は、新聞作文ワークショップで使用した「自己紹介カード」。
 
まなび研究所
www.manabikenkyusyo.com

2013/04/19 Category | blog 



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