プレゼンの法則、人を引きつける話術を披露



 先週末、アクトシティー浜松で開催された「第一回プレゼンテーション・アカデミー浜松」で講師を努めさせていただきました。
 普段の授業、セミナーやイベントなど、人前で話すときに私が大事にしていることをシンプルに法則化してお伝えさせていただきました。
 当日は、なぜか私のmacbookの機嫌がよろしくなく、準備していたスライドが表示されず使えませんでした。一応、そんなこともあるかとスライドが使えなかった場合も想定してホワイトボードでのプレゼンも練習していました。だから大きなトラブルにはなりませんでしたが、正直言って自分がデザインしたスライドを披露できなかったのは残念ですね。これはまたの機会に。
 本題はここからです。このとき会場がすごいことになっていました。「スライドが動かない場合も想定して練習する」と、プレゼン開始直後にお詫びがてらお話ししたら、会場の皆さんが即ノートにペンを走らせてくださったのです。その勢いたるや一匹の獲物も逃してなるものかのような渇望感。このアツイ姿勢にはのっけから驚かされました。
 さて、私のプレゼン後はパネルディスカッションでした。ここで戴いた質問がとても良く、思わず考えてしまう質問ばかりで答えがいがありました。例えば、「プレゼンのシナリオはどうやってつくっているのか?」「予定時間より早く終わってしまいそうなときはどうするのか?」「しらけている聴衆者がいたら、どうやってその気にさせるのか」など。質問の質の高さから、ここでも皆さんの真剣さがうかがえて嬉しくなりました。
 この会を主催してくださったNPO法人浜松を「ぐぐぐっと盛り上げる会」の伊藤理事長が仰っていましたが、インプットとアウトプットの連携はとても大事です。この連携を繰り返して、学んだことが自分の血となり、肉となっていきます。
4月23日(火)付 中日新聞朝刊より  「子曰く、学んで思わざれば則ちくらし。思うて学ばざれば則ち殆し」
 これは「論語」の言葉ですが、孔子が言いたかったことは、学ぶだけで終わってはいけないことに加えて、人から教えてもらったり、自分で考えなさいということであると思います。この言葉の教訓は、ビジネスマンが学ぶことの重要性を強調しています。
 伝えることを大人が学ぶ。一人でも多くの大人がこのことに取り組んでくれたら、どれだけ親子間のコミュニケーションが創造的になり円滑になるか。
 子どもが成長する種がここにもあります。
 
 
まなび研究所
www.manabikenkyusyo.com
 

2013/04/24 Category | blog 



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