浜松西高中等部、作文で合格点を採るためには


作文で合格点を取るために必要なことはこの二つです。





①設問に答えること
②型に沿って書くこと





この二つを守れば合格点を採れます。これは、入試で作文が課せられる浜松西高中等部だけでなく、大学受験も同様で、医大でも慶應大学文学部でも小論文ならば共通して言えることです。それでは詳しく見ていきましょう。





①は当たり前ですよね。聞かれていることに答えるだけです。しかし、侮らないでください。これができないお子さんは少なくありません。



次に②。型を身に付けることが上達の早道です。芸道・芸術における「守破離」と同様に、まずは「守」から、つまり「型」を身につけることから始めることが習得の手順です。





しかし、浜松西高中等部受験の作文問題は、大学受験と同じように指導ができません。それはなぜでしょうか?





それは受験生の語彙力に差があるからです。



医大や難関大受験ならば、すでにそれ相応の語彙力を有した受験生が入試に挑むので、①と②の方法を指導したときに、こちらの意図を汲み取り、言語化して自分の中に落とし込めます。だから、この後は繰り返し練習するだけで小論文が書けるようになります。



西中受験の場合は、語彙力が高いお子さんならば習得は早いですが、そうではない場合はスムーズには進みません。語彙力が乏しいために、的確に設問を理解できず、自分の持っている語彙や思考だけで問題を捉えようとして、設問自体を変えてしまうのです。その結果、①の聞かれていることに答えることができないのです。





受験勉強する上で語彙力はとても重要になります。語彙力があれば受験勉強しただけ成果が上がります。だから受験生は語彙力をつけた方が志望校に合格しやすくなると言えます。語彙力があれば、指導したことを理解し、実践を重ねながら上達へと導くことができます。



そのために受験生にとって、読書は絶対必須条件です。受験生には、週600分の読書量が必要不可欠です。読む本も選ぶ必要がありますが、これはブログに書かせていただきますね。



ここで、きこりの話をしますね。



あるきこりが5時間かけて木を切っていた。そこへ通りかかった人が、「ノコギリを研いでから木を切ったらどうだい?」と声をかけた。でも、きこりは「いや、ノコギリを研いでいる暇なんてないよ」とその後も木を切り続けた。



いかがでしょう?



これでは、いつまでたっても木が切れるようにならないのは明らかですね。
時々、受験生なのにそんなに読書をしている時間はないと言われますが、果たして本当にそうでしょうか?



木を切りたいならノコギリをとぐ。語彙力をあげたいなら読書をする。国語の大問1問を解く時間を読書に置き換えるのでもいいのではないでしょうか?



さあ、今からでも語彙力はつけられますよ。読書して語彙を増やし、志望校合格を目指しましょう。




2021/12/07 Category | blog 



« »