一流写真家たちの若き尖ったスピリッツの匂い


この夏、清里フォトミュージアム「K★MoPA」で開催されている「原点を、永遠に。」展へ行ってきました。



海外のロバート・キャパ、ロベール・ドアノー、W・ユージン・スミスなど、日本からは篠山紀信、アラーキー、岩合光昭など写真史に名を残すアーティストたちの作品が集結した展覧会です。しかも、全てが35歳までに撮られた作品たち。若き感性が迸る(ほとばしる)写真の数々に圧倒されます。



実は、私、この展覧会で強いエネルギーを浴びすぎて圧倒されてしまったのか、会場を出たらまっすぐ歩けませんでした。どうやら酔ってしまったようでした。



この高い次元で発せられるエネルギーが、後世に残る名作となる条件なのでしょうね。私なりに一流になりうる条件を体感できたように感じました。



「一流のアートにたくさん触れた方が良い」とはよく言われますが、私もそう思います。自分の中にある感性に磨きがかかるからです。ネットもいいですが、やはり本物と対峙したときに感じられるエネルギーはリアルでなければ得られません。このエネルギーレベルに触れているのと、触れていないのとでは、生き方が変わってきます。一流に触れる機会は人生を豊かにしてくれますね。





さて、今回の展覧会は、2021年に清里フォトミュージアムから選りすぐりの153点を集め、アメリカ、サンティエゴ写真美術館で開催(4月-9月)された「Beginnings, Forever」展ものを再現したものだそうです。



超一流の写真家たちが放つ ”若き尖ったスピリッツの匂い” が充満した展覧会に足を運んで感性を磨く秋もいいですね(9/25まで開催中)。






2022/09/01 Category | blog 



« »