信じる力:バスケットボールから学ぶ子育ての極意


日本のバスケットボール代表チームがパリ五輪出場をかけた試合をTV観戦し、とても感動しました。私はバスケの専門家ではありませんが、選手たちが一丸となって目標に向かう姿は心を打ちました。本当にスポーツは素晴らしいですね。



特に注目したのはホーバスヘッドコーチが選手たちに向けて言っていた「信じる」という言葉。これを繰り返し、まるでシャワーのように選手たちに言い続けていました。自分を信じ、仲間を信じ、チームを信じ、勝利を信じることを絶えず強調していました。試合中のタイムアウト、試合後のインタビュー、コートを後にしたロッカールームでの労いの言葉と、その言葉は至るところで伝えられていました。特にロッカールームで選手一人一人に「最初からみんな信じて、信じてるよ、信じてるよ、信じてるよ」と指を指しながら伝えていたシーンは感動的でした。



さて、多くの小中学生の親御さんたちがお子さんの勉強や進路を心配しています。その心配から不安が生まれ、自身の心や身体に負担がかかることも。愛情の裏返しと言えるでしょう。しかし、勉強や受験はお子さん自身の成長が必要です。親として子どもに大きく成長してほしい、そんな願いもあることでしょう。ですから、お子さんを信じてあげることが大切です。確かに「朝自分で起きられない子を信じられない」「いつまでもゲームをしている子を信じられない」と思うこともあるでしょう。しかし、信じることには理論や理屈は必要ないと思います。それこそが、真の「信じる」ということではないでしょうか。日本のバスケットボールチームのホーバスヘッドコーチのように、お子さんを深く信じること。それが、お子さんが親から求めていることかもしれません。




2023/09/04 Category | blog 



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