自己分析が成績を上げる手がかりになる

 「やらされているヤル気」と「体の内側からこみ上げてくるヤル気」では、どちらの生徒のほうが成績が伸びるでしょうか?

 6月はまなび研究所の「勉強会」が行われました。ここで自分改革に自ら取り組んだ中学生達の成績がすこぶる良かったのです。

「前回のテスト結果はもうこりごりだ」
「新しい学年、最初のテストをベストなものにしたい」
「オレはもっと点数が取れるはず」

 今までの自分とは「オサラバさ!」と言わんばかりに、勉強のやり方から集中力まで2ランクぐらい自分レベルを上げてしまう潔さは、こちらが見ていても気持ちが良い。大人でも自分改革することはなかなか難しいことですから、彼らの取り組みは天晴れです。
 私もこの結果に、生徒達に自己分析を徹底して取り組ませてきた手応えを感じています。自分の思考癖、集中の持久力、時間感覚、得意や不得意など自己分析ができるようになってきたから、頭でイメージする勉強のスケジュールと実際に自分が取り組めた勉強とが一致してきたのです。こうなると効率よく学習できるようになります。
 自己分析をしていると、なぜ勉強しているのかを考えるようになるので、自分の夢とのつながりが見えてくるようにもなります。ゆえに体の内側からふつふつとこみ上げてくるヤル気が出てきて、成績が伸びていくスパイラルに乗れます。
 自己分析の効果は驚くほど高いです。進学実績がすべてではありませんが、中学受験も高校受験も、その実績が効果を物語っています(夏以降は小6受験生も勉強会に参加可)。

 来週は、経営者さんが50名程集まる場で、この「勉強会」についてプレゼンさせていただく機会をいただいています。自己分析、PDCAを回す、三点分析、返すサイクル、空気感、ウィキペディア方式など、勉強会のエッセンスを語ってきます。中学生に向けたトレーニングですが、仕事はもちろんのこと、組織で取り組むことならば何事にも応用できる万能物であると自信を持っています。この取り組みが多くの方の参考になればと思います。今からプレゼンが楽しみです。


2015/07/01 Category | blog 



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