いかに深く考える習慣を身につけさせるか





塾の存在とは?




生徒の学力を高めることが本旨ならば、

学校の復習をすることだけが塾の役目ではありません。

最近では脳科学の研究が進み、

従来の勉強法が最良とはならず、

マイナスであるケースも判明したりしています。

そうなると、

塾の役目も時代とともにアップデートが必要になりますね。




時代の変化が進む昨今に、

成果を上げつづけている塾には共通項があるようです。




それはなんだと思いますか?




答えは

「いかに深く考える習慣を身につけさせるか」

に取り組んでいることです。

授業中には深い思考へと誘うコミュニケーションがあり、

場数をこなしていくことで、

生徒たちの地頭を良くしていく。

解法や解くためのテクニックは

二の次、三の次です。

地頭が鍛えられていけば、

考える力が身についていくので、

応用問題に強くなるというわけです。

ここに相当の時間をかけるのです。




以前ポッドキャストの番組内で、

囚人たちの思考力を調査した人たちの話をしましたが、

彼らは、

レゴブロックを一定の所までしか組み立てられなかったそうです。

二手、三手先までは想像できるのですが、

その先はイメージするのが難しかったそうです。

ゆえに、

何がどうなり、

結果どんなことになるのか考えられず、

過ちを犯してしまうことになると聞いたことがあります。

これも「深く考える習慣」が身についていれば

結果は違っていたと思います。




情報が溢れる現代社会では、

親と子供もがじっくりと向き合って深く物事を考えることが疎がられているように思います。

お仕事や家事で忙しいとは思いますが、

ここは力を入れて取り組むところです。

「深く考える習慣作り」はご家庭から。

そこに同じ考え方の塾があれば、

家庭と塾でその取り組みが掛け合わされ、

相乗効果を生みます。

ともに頑張りましょう。




これから塾では夏期講習が始まります。

漠然と量をこなしても、

その成果は期待できません。

「いかに深く考える習慣を身につけるか」が頭を良くします。

生徒たちには、

いっぱい考えさせる夏にしてあげたいですね。




2016/07/21 Category | blog 



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