入試の調整方法、ピーキングが合否を分ける


























「模擬試験ではC判定だったのに、志望校に合格できた」




「模擬試験で一番をとったことがあるのに、志望校へ合格できなかった」




受験指導をしていると、よく聞く話です。




この違いは一体なんでしょうか?




答えはカンタンです。





ピーキングを行なったか否か。





ピーキングとは

入試に向けてコンディションを上げていき、

入試に調子のピークを合わせることです。




プロのスポーツ監督やメンタルトレーナー、

一流の指導者ならば必ず意識していて技術を持っています。

最近の例では、

箱根駅伝で四連覇を達成した青山学院大学陸上競技部監督の原晋氏が

ピーキングに造詣が深いことで有名です。




私自身もピーキングに興味があり、

その効果の大きさを身をもって体験しています。




中学生のときですが、

私は陸上(中長距離)をしていました。

そのときにピーキングを組み込んだトレーニングを重ねて、

市内の駅伝大会で優勝したことがあります(当時は県大会や全国大会がなかった)。

その後、

仲間はピーキングを続けて箱根駅伝に出場するまでに成長していきました。




高校生の時も陸上を続けていた私は、

当時、

一貫性がないトレーニングばかり重ねて、

駅伝大会で結果を出すことができませんでした。

ピーキングを知らないチームメイトは有名選手が多かったのですが

記録を下げていきました。




結果を出すには、

練習を重ねるだけでは足りません。

ピーキングが必要なのだと実感した体験です。




この体験を通して、

受験勉強でも同じことが言えるのではないかと思いました。

ねらった入試に向けて調整をしていく。

きっと、

この調整方法を取り入れたほうが結果が生まれやすい。

塾講師として受験指導をさせてもらえる立場になったときから、

私はピーキングを取り入れてきました。




しかし、

そんなカンタンにピーキングはできません。

入試直前、

受験生に風邪を引かせてしまったり、

受験生の上り調子をつかめずテストで大敗させたり、

受験生の気持ちと私の気持ちを合わせられなかったりと、

失敗を繰り返してきました。




しかし、

その後も研鑽を重ね、

昨年の中学入試が終わった時に「これはいけるかも!」と

やっと納得がいくピーキングが出来上がったのです。
(二ヶ月間で140枚相当のテスト 中3受験生の調子は上々 2017/3/2)




早速、

中3受験生に導入しました。

結果はどうなったと思いますか?




最難関校の浜松北、

最高倍率だった浜松南理数など志望校に全員合格させてあげることができました。

しかも、

途中志望校を変更することなく全員が合格。

三年ぶりでした。




今でも覚えていますが、

印象的だったのは受験生たちの表情です。

とても受験を目前に控えた受験生には見えないほどの落ち着きぶり、

そして笑顔。

ピーキングはメンタル面に大きく作用するのが最大の特徴です。




さて、

今回、小6中学受験に初めて短期ピーキングを導入しました。




入試日から逆算した二週間前からスタート。

毎日するべきことを決め、

本番に向けて調整を実行してもらいました。




この間、

受験生とその親御さんたちは

ピーキングを実践してくれたようです。

それは受験生の楽しそうな表情を見ればわかります。




次は高校入試です。

ピーキングを使って全員志望校合格へと挑みます。





★写真は小6中学受験生に配ったピーキング表(2018 中学入試 本番カウントダウン モデルプラン)。

これを使って年末年始の学習スケジュールを個別に打ち合わせしました。




2018/01/08 Category | blog 



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