「受からない」やり方で受かろうとしても受からない――新小6、中学受験への覚悟。

来年1月、中学受験の本番。 その合格発表の場に立っているお子様の姿を、想像してみてください。

もし今、お子様が「ただ机に向かっているだけ」の状態なら、厳しいようですが、その1年後の未来に「合格」の二文字はありません。なぜなら、中学受験の世界には、「受からないことを一生懸命やって、受かろうとする」という残酷な矛盾が蔓延しているからです。

私たち「まなび研究所」は、単なる知識の詰め込みを良しとしません。今回は、来年1月に勝つために、今この瞬間に見直すべき「学びの構造」についてお話しします。


1. 「作業」を「思考」と勘違いしていないか?

多くの受験生が、膨大な宿題や問題演習に追われます。しかし、ここで大きな落とし穴があります。

  • テキストを埋めることが目的になっている
  • 間違えた問題に「答え」を写して終わっている
  • 「何時間勉強したか」という数字に安心している

これらはすべて「作業」であり、「学び」ではありません。 脳が汗をかかない作業をいくら積み上げても、入試本番で初見の問題を解く力は養われません。「なぜその答えになるのか?」というプロセスの言語化を怠ることは、穴の空いたバケツに水を注ぎ続けるのと同じです。

2. 「弱点」は避けるものではなく、宝の山である

「受からない努力」をする子は、無意識に得意な単元や、解きやすい問題ばかりに時間を割きます。人間は、できることを繰り返す方が楽だからです。

しかし、成績(偏差値)とは、「できないことができるようになった差分」でしか上がりません。 まなび研究所が提唱するのは、「ミスの構造分析」です。

  • 知識が足りなかったのか?
  • 読み取る力が不足していたのか?
  • 論理の組み立てを間違えたのか?

この「ミスの正体」を突き止めないまま、次の問題に進む。その「雑な学習習慣」こそが、合格から最も遠い場所にあるものです。

3. 「量」の神話から脱却し、「質」の戦略を立てる

これから新小6として、塾の拘束時間も増え、家庭学習の負荷も最大化します。だからこそ、今必要なのは「もっと頑張る」という精神論ではなく、「何を捨て、何に集中するか」という戦略です。

難関校の入試は、暗記量で決まるのではありません。 「与えられた条件を整理し、持っている武器(基礎知識)をどう組み合わせるか」という思考の深さが問われます。

深夜まで目をこすりながら解く10問より、頭が冴えている時間に「なぜ?」と自問自答しながら解く1問の方が、合格への距離を劇的に縮めます。


来年1月、笑うために

中学受験は、子供にとって「人生で初めて、正解のない問いに立ち向かう試練」です。 保護者の皆様に求められるのは、伴走者として、お子様が「受からない努力」のループに陥っていないかを冷静に見極める目です。

  • 今の勉強法は、1年後の入試問題に通用するか?
  • 「わかったつもり」で思考を止めていないか?

もし少しでも不安を感じるなら、今が軌道修正のラストチャンスです。 無意味な努力を捨て、「合格から逆算した本質的な学び」へと舵を切りましょう。

まなび研究所は、そのための「考える力」をすべての受験生に身につけてほしいと願っています。だからこそ、受験勉強の大前提として読書をしてほしいのです。いや、読書し続けてほしいです。


2026/01/31 Category | blog 



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