夏期講習で限界にタッチ


自分の限界にどれだけタッチできるか。



これは受験生の課題です。自分の限界に触れない勉強ばかりしていると、ミスをしやすくなります。しかも、学習したことが身につきにくいです。志望校合格を目指すためには限界にタッチする勉強が必要です。



そのためには苦手に着手することです。



苦手に取り組めば、視野が広がり知識が増え、多くのことを思考するようになります。こうなれば問題を理解しやすくなり、解けるようになります。しかし、言うは易し。行うが難し。苦手に取り組むには勇気と覚悟と根気が必要ですよね。



これを可能にした勉強方法が”ルーティンワーク&ケースワーク”です。これは私が拙著「浜松西高中等部に絶対合格する方法」の中でも提唱している勉強法ですが、これを中3受験生と小6受験生の夏期講習最終日に実践してもらいました。しかも私の監督のもと、午前と午後の二回も。





小学生は計210分、中学生は計245分の長時間の勉強です。ルーティンワークでは、勉強内容の好き嫌いなんて言ってられません。独特の不規則な時間配分でスピーディーに勉強内容が切り替わっていきます。そこに必死に付いていかなければなりません。あっという間に時間が過ぎていきます。





参加した受験生たちは、普段の自分を超えた学習ができた様子でした。これこそ限界にタッチした体験です。受験生は秋以降に受験勉強が本格化します。その前に夏期講習を通してどうしてもこの体験をさせてあげたかったのです。勉強の型とリズムを伝えるために。





終わった後、受験生たちには緊張が解けた表情から笑みが溢れていました。そこには力を出し切った充実感と達成感を含んだ笑顔がありました。夏期講習を通して大きく成長したようです。また一歩志望校合格に近づけたことを実感しました。



受験生たちが、このルーティンワークを自分の管理で実践することができたら、本望です。限界を超える勉強!意識して取り組みたいですね。








2020/08/07 Category | blog 



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