中学生の子どもの「自立」を願う親の想いと、そこから広がる可能性
お子さんが「家だと集中できない」「図書館も落ち着かない」「一人だと続かない」と話しているのを聞くと、親としてどうすれば良いのか、不安な気持ちになることがあるかもしれませんね。しかし、そんな風に感じているお子さんの多くが、「本当は、ちゃんと勉強したいんです」と、その胸の内を明かしてくれることがあります。その言葉を聞いた時、私たちは「そうか、本当は頑張りたいんだね」と、改めてお子さんの秘めたる意欲に気づかされます。
まなび研究所が企画する「ラボMAX」は、そんなお子さんたちの声に応えたいという想いから生まれました。ここでは、静かで集中できる空間で、それぞれが自分の課題に黙々と取り組む時間を提供しています。生徒のNさんは、ラボMAXでの長時間の学習を通して、「短いな、もっと時間がほしい」と感じ、集中して取り組めたことに驚きと喜びを感じたようです。また、生徒のIさんは、普段とは違う雰囲気が「倍以上発揮できました」と語り、集中できたことに手応えを感じています。

お子さんが「なぜだろう?」と問い、考え、答えを探し続ける姿勢を育むことは、将来にわたる「自立」の大きな一歩となります。それは、ただ知識を詰め込むこととは異なります。例えば、生徒のMさんは、ラボMAXで集中できた時間とできなかった時間について正直に振り返り、「明日は家庭学習日なので、今日できなかったところを中心にやっていこうと思っています」と、自ら次の行動を計画しています。これは、まさに自分で課題を見つけ、自分で解決策を考える「自立」の芽生えと言えるのではないでしょうか。
私たちは、お子さんが自らの力で学びを進め、自分の可能性を広げていく姿を見守る中で、”親として何ができるのか”という視点に立って、考える機会をお伝えし続けています。安心できる環境を提供すること、そしてお子さん自身の「やりたい」という気持ちに寄り添い、信じること。それが、お子さんの「自立」への道を照らす、温かい光になるのかもしれません。
2025/06/10 Category | blog
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