「どうやって勉強するか」という方法を、小学生のうちに体で覚える
夏休みの予定が少しずつ見えてくる頃ですね。
「うちの子、まだ小5だし、本格的な受験勉強はまだ早いかしら」「集中力が続くか心配で…」そんなお気持ち、よくわかります。私も長年この地域で指導をしてきて、小5の親御さんから同じようなご相談を数え切れないほど受けてきました。
でも、だからこそお伝えしたいことがあります。
小5のこの夏は、お子さんにとって「勉強の仕方」という一生の財産を手渡せる、かけがえのない時期なのです。
私がこれまで指導してきた中で、中学・高校、そして大学受験でも力を発揮し続ける子たちには、ある共通点がありました。それは、「どうやって勉強するか」という方法を、小学生のうちに体で覚えているということでした。
かつてアインシュタインが「問題を解決するのに1時間与えられたら、最初の55分は適切な質問を考えることに使い、残りの5分で問題を解決するだろう」と言いました。これは勉強にもそのまま当てはまります。問題を解く前に「何から始めるか」「どう進めるか」を考える力。時間を区切って集中する力。これらは一度身につけると、どんな場面でも子どもを助けてくれる、まさに人生の武器になるのです。
今回、小5塾生の皆さんに夏期講習で「問題演習6days」をご用意したのは、ただ問題を解かせたいからではありません。大切なのは、勉強そのものより、いかに勉強するか、その仕組みづくりなのです。
例えば、小6や中学生と同じ時間帯で学習に取り組むとき、お子さんは「あ、来年は僕もこうなるんだ」と自然に意識が変わります。時間を区切りながら進めることで「勉強って、こうやってやるんだ」という感覚が体に染み付きます。これは教科書では学べない、体験でしか得られない貴重な学びです。
「まだ早いかも」と思われるかもしれません。でも、考えてみてください。お子さんが将来、社会に出て様々な課題に直面したとき、「どう取り組むか」「何から始めるか」を考える力こそが、その子を支える基盤になるのではないでしょうか。
今の時代、子どもたちが大人になる頃には、私たちが想像もできないような課題が待っているかもしれません。そのとき必要なのは、知識だけではありません。自分で考え、計画し、実行する力。つまり、「学び方を学ぶ力」なのです。
お子さんの未来を思うとき、今この夏に体験できることの価値を、ぜひ感じ取っていただけたらと思います。
▼ 問題演習6daysのご案内
小5塾生の皆さんには、夏期講習に加え、新たに「問題演習6days」をご用意しました。
- 小6・中学生と同じ時間帯で演習に取り組む → 来年の受験を意識するきっかけに
- 時間を区切りながら集中力と段取り力を育てる → 「勉強って、こうやってやるんだ」が体感できます
【日程・詳細】(任意参加/塾生限定)
7月29日(火)〜8月7日(木)/火・水・木曜開催
時間:13:30〜18:40(6回まで参加OK)
※特におすすめは13:30〜15:00の「ルーティンワーク」枠です
※本プログラムは、まなび研究所の小5塾生限定です(塾生以外の方は対象外です)。
🌿詳細は、塾生ページの「夏期講習のご案内」をご確認ください。
2025/06/11 Category | blog
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