ソクラテスが現代に蘇ったら
中学生のお子さんを持つ親御さんなら、きっと一度は耳にしたことがあるでしょう。「勉強って何のためにするの?」という、あの素朴で、それでいて核心を突く問いかけを。
まなび研究所では、中学生に対して教科指導は行いません。代わりに、コンサルティング指導という形で、お子さん自身が「なぜ学ぶのか」という根本的な問いと向き合う時間を大切にしています。
世界を変える種を宿した君たちへ
先日、ある中学2年生が私にこう言いました。「将来、プラスチックごみを完全に分解する技術を開発したい。そのために化学を学んでいる」と。
彼は半年前まで「テストで良い点を取りたい」としか言わなかった生徒です。何が彼を変えたのか。それは、学びの先にある「社会への貢献」という視点を手に入れたからです。
これが、私たちが目指している学びの姿なのです。点数という小さな枠を超えて、「この世界に何を残したいか」という壮大な問いに向き合うこと。
ソクラテスが現代に蘇ったなら
古代ギリシャの哲学者ソクラテスは、「無知の知」という言葉で知られています。もし彼が現代に生きていたら、きっとこう問いかけるでしょう。
「君たちは、AIが台頭する時代に何を武器とするのか?」 「気候変動、格差社会、少子高齢化…君たちの世代が解決すべき課題は山積みだが、どこから手をつける?」
まなび研究所のコンサルティング指導は、まさにこのソクラテス的問いかけを現代に応用したものです。答えを与えるのではなく、お子さん自身が問いを立て、考え抜く力を育みます。
常識を書き換えるゲームチェンジャーへ
実際に、ある生徒は地理の学習で「なぜアフリカの多くの国が貧しいままなのか」という疑問を持ちました。この問いから、彼は経済学、歴史学、国際政治にまで学びを広げ、「フェアトレードの新しい仕組み」というアイデアにたどり着いたのです。
中学生だからこそ持てる、この「なぜ?」の純粋さ。これこそが、やがて世界を変える原動力になるのです。
親としてできること
お子さんが「なぜ学ぶのか」と問いかけてきたら、チャンスです。
「お母さんはね、君たちの世代に託したい夢があるんだよ」 「この世界には、まだ誰も解決していない問題がたくさんある。君なら、どんなことに挑戦したい?」
こんな風に、学びと社会課題を結びつける会話を重ねることで、お子さんの中に「学ぶ意味」が芽生えてきます。
未来を創る主体者として
私たちが中学生に伝えたいのは、彼らが「未来を創る主体者」だということです。今の学びが、明日の社会課題を解決する力になる。自分の好奇心が、世界を変える発明につながるかもしれない。
まなび研究所のコンサルティング指導は、お子さんが自分自身の「使命」を見つけるための伴走です。小さな点数に一喜一憂するのではなく、「この世界に何を残したいか」という大きな問いと向き合う。そんな時間を通して、お子さんの中に眠る「社会を動かす力」を一緒に育んでいきたいと思っています。まなび研究所は開塾当初からこの言葉を掲げてきました。
Read more, learn more, change the globe.
〜もっと本を読み、もっと学び、世界を変えよう。
あなたのお子さんは、どんな世界を夢見ているでしょうか。そして、その夢のために、今何を学ぼうとしているのでしょうか。
2025/06/17 Category | blog
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