憧れを抱ける人は強い

 昨夜は、都内某所で旭酒造株式会社の桜井社長を囲んで獺祭(だっさい)で乾杯をしました。なんともプレミアムなひと時を過ごせました。
 今や「獺祭」はニューヨークやパリを中心に世界20カ国の富裕層に愛飲されている高級酒、純米大吟醸の日本酒です。ビールやワインとの価値の違いを訴え続けることで、その支持を得てきたという。地元の山口県で潰れかけていた酒蔵を「獺祭」を生み出すことで立て直し、「大きなところへ出れば勝てる」と、その後東京、ニューヨーク、パリへと大胆に売り込んで行った桜井社長の行動力と判断力には下を巻かずにはいられません。この突き抜けるような人間性は、同郷のヒーローである吉田松陰のスピリットを大いに受けていると、懇親会の席で私からの質問にも優しく答えてくださいました。
 憧れを抱ける人は信念が強い。ましてやその憧れが郷土出身者ともなれば、その信念は当たり前のレベルになってしまうのだろうと思いました。塾を営む者として、小・中学生の前に立って語る者としてこれは肝に命じなければならないことであります。

2015/12/06 Category | blog 



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