11月5日、冬期講習公開。スマホに流れる「情報」ではなく、目の前の「対話」を選ぶ理由。

本日11月5日、まなび研究所の冬期講習ページを公開いたしました。

暦の上では、まもなく立冬。

冷たい風が吹くたび、受験本番の日が近づいてくるのを感じます。

きっと今、親御さんのスマートフォンの画面には、インスタグラムを開くたび、様々な塾の冬期講習の広告が流れてきていることでしょう。それらを一つひとつスクロールしながら、「この子にとって、本当に必要な時間は何だろう」「今のままで、あの子の力を引き出してあげられるだろうか」と、深く思いを巡らせていらっしゃるかもしれませんね。

親御さんであれば誰もが、お子さんの可能性を信じ、それを最大限に伸ばす環境を選んであげたい、と願うのは当然のことです。

私たちは、その切実な思いを受け止めた上で、あえて問い続けたいことがあります。

「受験勉強とは、知識を詰め込むことだけでしょうか?」

「合格とは、テクニックを競うことでしょうか?」

もちろん、中学入試の浜松西高中等部や静大附属浜松中、高校入試の浜松北高といった高い目標を達成するためには、相応の知識と努力が必要です。しかし、私たちは、その合格を「ゴール」とは考えていません。

受験とは、お子さんが人生で初めて、自分の全力をかけて「自分自身」と向き合う、尊い通過点です。

だからこそ、その過程で、うまくいかない現実に直面し、悩み、それでも自分の足で立とうとする「主体性」や、やり抜こうとする「覚悟」を育むこと以上に大切なことはない、と信じています。

それが、お子さんの未来を支える「本質的な力」となるからです。

しかし、その「本質的な力」は、一方的な授業を聞いたり、与えられた課題をこなしたりするだけでは、なかなか磨かれません。

お子さん自身が、自分の「思考の癖」や「答案の甘さ」に気づくこと。

そして、それを「自分の力で」乗り越えようとすること。

そのために必要なのが、私たち指導者との「濃密な対話」なのです。

「なぜ、ここで迷ったの?」

「あなたはどう考えて、この答えを書いたの?」

私たちがアドバイスをするのではありません。

お子さんが自分の言葉で語り始め、自分自身で「あ、そうか」と気づく瞬間まで、私たちは人として向き合い、その思考に寄り添います。

その「気づき」こそが、お子さんの「原石」が光を放つ瞬間であり、私たちが最も大切にしている時間です。

「神は細部に宿る」と言いますが、合格する生徒は、最後を丁寧に仕上げます。

まなび研究所の冬期講習は、まさにその“最後の精度”を高めるための「対話」の時間です。

一斉授業のように流れに乗るのでも、個別指導のように課題をこなすのでもない。

一人ひとりの思考と対話を軸に、弱点を整え、本番で力を発揮できる状態へ。

受験生の最後の時間を、人として向き合い、本質から支える——

ここ浜松から、自ら考え、行動する人を育てる。冬期講習でもその思いは変わりません。

この哲学は、受験生だけでなく、

小5の「自由な発想で考える力」を育む時間や、

中1・2の「勉強の仕方と時間の使い方」を整える時間にも、

すべて一貫して流れています。

本日公開したページには、その詳細を記しました。

もしよろしければ、ご覧になってみてください。

この冬が、お子さんにとって、単なる情報の詰め込みではなく、

自分自身と深く向き合い、「自分で立つ力」を掴み取る、

かけがえのない時間となることを、心から願っています。

この冬、お子さんに身につけてほしい「本当の力」とは、一体何だと思われますか。


2025/11/05 Category | blog 



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