「思います」と「決めています」の決定的な違い

中学受験が終わり、息つく暇もなく、いよいよ高校入試の本番が近づいてきました。

毎週、中3の受験生たちと一人ひとりコンサルティングを行っているのですが、そこで強く感じることがあります。

プレッシャーがかかる時期だからこそ、生徒の口から不安な言葉が漏れることがあります。

そんな時、私が最も注目しているのは、彼らの「語尾」です。

面談で気づく「覚悟」の差

中3受験生で、同じ目標を語っていても、そのニュアンスには大きな違いがあります。

  • 「合格したいと『思います』」
  • 「合格すると『決めています』」

この二つは、似ているようでいて、天と地ほどの差があります。

「思います」という言葉には、どこか他人事であり、結果を運任せにしている響きがあります。 「思ってはいたんだけど、ダメだった」と、無意識のうちに自分への逃げ道を残している状態です。

一方、「決めています(〜します)」と言い切る生徒は、退路を断っています。 結果に対する全責任を自分で負うという、強い「覚悟」があるのです。

脳科学が証明する「決める」ことのパワー

これは単なる精神論ではありません。

脳科学的にも、人は「決める」ことで初めて、脳のRAS(網様体賦活系)というフィルター機能が働き始めると言われています。

RASが作動すると、脳は目標達成に必要な情報だけを自動的に集め始めます。

コンサルティングを通して「合格する」と腹を括った生徒は、その瞬間から目の色が変わります。

  • 時間の使い方が変わる
  • スマホを見る時間が惜しくなる
  • 模試での1点のミスが悔しくてたまらなくなる

これらはすべて、脳が「合格」というゴールに向けてフル回転し始めた証拠なのです。

心のギアをトップに入れるために

先日のコンサルティングで、ある生徒に少し厳しいことを伝えました。

「浜松北高受験をなめるな」と。

それは、彼に能力がないからではありません。むしろ、十分合格できるだけの力を持っているのに、心のギアがまだトップに入っていないことがもどかしかったからです。

「将来、教育者になりたい」という素晴らしい夢を持つ彼だからこそ、この高校受験を通じて「自分で決めて、自分で勝ち取る」という経験をしてほしい。

そう強く願っての言葉でした。

ご家庭でも、もしお子さんが不安そうにしていたら、「大丈夫?」と聞く代わりに、こう問いかけてあげてください。

「あなたは自分でどう決めているの?」

お父さん・お母さんが、お子さんを信じて「合格前提」で接することで、お子様の覚悟も固まります。彼らは、必ずやってくれます。


2026/01/26 Category | blog 



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